
増築で叶えた快適二世帯住宅。親子三世代の新しい暮らし方
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増築リノベーションをしようと思ったきっかけは?
以前は、私たち夫婦は実家から離れた場所のアパートで子育てをしていました。親が高齢になり心配なことも増えたので、そろそろ同居したほうがいいのかなと考えるようになったんです。
夫の親との同居について妻の意見をきいたところ、前向きに考えてくれたので、親とも相談して私たち子世帯も一緒に暮らせる実家のリノベーションを検討し始めました。
そのときにはまだ要望もはっきりしていなくて、インナーガレージがほしいということと、水回りは各世帯で別のほうがいいかな、と思っていたくらいでした。

会社の選び方とエストホームに依頼した決め手は?
まずはネットや情報誌などを参考にしました。その後、SUUMOカウンターを訪れ、予算や要望などを相談したところ、4社ほど建築会社を紹介していただきました。
エストホームさんに依頼しようと思った決め手は、提案されたプランがとても気に入ったからです。
元の建物を活かしつつ、インナーガレージと水回りの要望も取り入れたプランで、さらに家事動線も考えられていると感じました。
キッチンの後ろにお風呂とユーティリティーがあり、洗濯・乾燥・ファミリークローゼットへ収納するという動線は理想的で、今後、子どもが増えてもいいように、広い主寝室を2つに仕切れる設計になっていました。
また、担当者の対応がとても丁寧で、見積もりもざっくりではなく、何にどれだけ費用がかかるかという詳細がわかりやすかったのも、安心してお願いできると感じたポイントです。

プランはどのように決めましたか?
増築のプランについては親からほぼ任せられていたので、基本的に私たち夫婦とエストホームさんとで打ち合わせをしました。
私たちは家を建てたことがなく、建築や家づくりのことは何もわからなかったし、間取りやデザインも特に理想のイメージがなくて。当初は要望をどうやって考えて伝えたらいいんだろうと思っていたんです。
でも、打ち合わせを重ねる中で、エストホームさんが私たちのやりたいことやイメージを引き出してくれて。過去に手がけたお住まいの施工例写真や間取りを見せてくれたり、モデルハウスを見学させてくれて、だんだんと自分たちの理想の空間が見えてきました。
それをエストホームさんが上手にプランに落とし込んでくれたので、そのプラン図を見ながら「ここに収納を作れますか?」などとさらに要望を追加していったという感じです。

新しい住まいはどのように変わりましたか?
■ご夫婦より
二世帯で助け合って暮らしつつ、気を遣わないほどよい距離感を保てるように、玄関を共有する一部共有型の二世帯住宅にしてもらいました。
元々あった庭と独立型ガレージを壊し、その部分に増築してシャッター付のインナーガレージと水回りを配置する形です。
増築と共に壁の断熱も施工し直してもらい、玄関ドアや窓サッシも断熱性の高いものに変更しました。
2階の間取りについては、家事がしやすい動線と動線上にあるたっぷりの収納がポイントです!
大容量のファミリークローゼットは、キッチン・ユーティリティーから回遊できる設計でとても便利。
キッチン収納+扉付きのパントリーが使いやすいし、ダイニング側にある収納は、リビングで使う掃除道具や細々としたものがしまえて出し入れもしやすいです。
収納上部の明かり採りの窓はエストホームさんの提案。ここから自然光が入ることでダイニングが明るくなりました。
ニッチのあるお家に憧れていたので、数か所作ってもらいました。
アクセントクロスを貼って、飾り棚にしたり家族のメッセージボードとして使うのも素敵ですよね。
特にお気に入りなのは床のフローリングです。モデルハウスで見た三協アルミのSフロアなんですが、ナチュラルな木肌感なのに強くて傷がつきにくいんです。子どもがいるので傷や汚れに強い床材がいいですよね。
現在は寝室として使っている広い寝室は、ゆくゆくは半分に仕切って子ども部屋にする予定です。仕切り壁を作ってもいいように、ドアも窓もクローゼットも2つずつ設けてもらいました。
今のことだけじゃなく、将来のことを踏まえて提案していただけてよかったです。
■お母様より
二世帯だとお互い気を遣って暮らしにくくないかなと心配でしたが、この間取りだと玄関ホールで繋がっていても、ちょっと落ち着いた時間を過ごしたいなというときは1階と2階で別々の暮らしができるし、水回りも完全に別なので気兼ねなく使えると実感しています。
1階は増設した部分にユーティリティーとお風呂を移動する形になりました。以前のお風呂は小さかったんですが、新しいお風呂は広くてきれいになって、足を伸ばして入れるのがうれしいです。
新しいキッチンも使い勝手がとてもいいです。汚れも落としやすいし、収納も豊富です。パントリーも何がどこにあるか一目でわかって便利です。
同居するにあたって、お互いの生活時間帯の違いで暮らしにくさを感じないように、エストホームさんが1階の寝室と2階のリビングを離して配置してくださいました。おかげで生活音が気になって眠れないということもないので有難いです。
断熱性能も上がったみたいですごく暖かいです。廊下側のドアを開けっぱなしにすることが多いのですが、冷気が入って寒いということがありません。冬はヒートショックなども怖いので、部屋の温度差が少ないのは安心です。
住み心地はいかがですか?
■ご夫婦より
玄関を一緒にして上下で住む二世帯住宅は正解でした! 娘はおばあちゃんが大好きで、階段の上り下りだけで行き来ができるので、しょっちゅう行ったり来たりして遊んでいます。
食事も、そのときの状況に応じて1階で食べたり2階で食べたり。夫婦ともにフルタイムで働いているので、母が子どもを見守ってくれたり、食事の支度を代わりにしてくれるのは大助かりなんです。
完全分離型の二世帯だと、気を遣わないかもしれないけどそれぞれの世帯が独立しすぎていて、助け合って暮らすには少し不便だったかもと思います。お互いに何かあったときにすぐ駆けつけられるようなこの距離感が私たちには合っていました。
内外装も新しくしたので、見た目がキレイになって新築みたいです。築年数が経った建物でも、断熱を入れ直すとかなり暖かくなるもんなんですね。
親世帯と子世帯で別々に住むよりも、トータルで光熱費が節約できるので経済的です。そういった点も同居のよいところだと感じます。
これからも一つ屋根の下で仲良く暮らしていきたいですね。
■お母様より
息子から「二世帯で住まない?」と提案されたときは、正直なところ「私はうれしいけど、お嫁さんは大丈夫なの?」と少し心配になったんです。でも、上に息子夫婦がいてくれて安心だし、孫はしょっちゅう下の階に遊びに来てくれるので、孫の成長も見守れるし毎日幸せです。
たまに息子夫婦と一緒に食卓を囲んで賑やかに過ごしています。お互い助け合いながらほどよい距離感で暮らしていきたいですね。
また、せっかく改築して新しくなるならと、持ち物をかなり整理して処分しました。今も収納が豊富なので、そこまで捨てなくてもよかったかもしれないんですけどね。
長く同じ家に住んでいると物がどんどん増えていきますから、このタイミングで一度、そういった物を整理できるきっかけにもなってよかったと思います。

編集後記(エストホームより)
最近は二世帯で暮らすための家や、祖父母の家を受け継いで暮らしたいというご相談も増えています。ご家族の理想の暮らしや建物の状況を見ながら、建て替えやリノベーションなど最もよい方法をご提案しています。
今回のG様邸は築年数も30年未満と新しく、建物も基礎もしっかりとしていたので増築のリノベーションを行いました。
ご家族が日々助け合いながらストレスなく快適に暮らせるように、気を遣うことのない動線と生活音が気にならない部屋の配置やドアの有無などを考え、お互いのプライバシーを守りつつよい距離感を保てる家をご提案しました。
このお住まいで三世代、仲良く楽しく過ごされている様子を拝見し、私もとても嬉しく思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。